娯楽的たべもの。
私たちがつくる蒟蒻は「娯楽的たべもの」です。
おいしくて、とってもたのしい。
食べてくださる皆さんと一緒に、
娯楽さがしを楽しみたい。
そんな思いで、私たちは
日々蒟蒻をつくり続けています。
湧水と、自然素材と。
蒟蒻製品の95%以上は、水でできています。
使用している水は、
山の恵みたっぷりの、玉原高原の湧水。
また、蒟蒻を固めるときに使う
石灰成分には、北海道産ほたて貝殻、
デザート系製品には植物由来の原料を使い、
自然素材にこだわっています。
すべて、手しごとで。
私たちの製品づくりは、
畑で蒟蒻芋を栽培するところから始まります。
工房を切り盛りしている職人の女性たちが、
手練りで食感を調整し、
すべての製品を、手しごとで生み出しています。
迦しょうの
蒟蒻づくり
蒟蒻は、コンニャクイモという植物からできています。サトイモ科の夏緑多年草植物で、原産地は東南アジア。古くは生の蒟蒻芋をすりおろすのが主流でしたが、現在は、保存性を高め、通年食べられるようにするため、収穫した蒟蒻芋を乾燥させて粉状にし、その粉を水と混ぜて練り上げています。
毎年春頃に種芋の植え付けが始まり、秋頃に一ヶ月以上かけて収穫をします。
新しくできた種芋は、大きくなるまでに3年かかるので、冬の間は寒くなりすぎないように管理された倉庫に眠らせておき、春になったらまた植えて育てる。それを3回繰り返して、やっと立派な蒟蒻芋として収穫ができるようになります。
おいしくたのしく食べる。そのことのために、ここまで娯楽を追求し、手間ひまをかける人間たちの探究心が、蒟蒻という食べものをつくり出したのです。
「蒟蒻」ってなに?
私たちは、群馬県北部の赤城山の畑で蒟蒻芋を栽培し、迦葉山の工房で、蒟蒻製品をつくっています。
日本でつくられる蒟蒻芋の90%以上は群馬県産。蒟蒻芋は雨風や強い日差しが苦手で、原産地の東南アジアでは森のなかで木々に守られながら育ちます。日本のなかでは、内陸で比較的涼しい気候の群馬県の山地が、栽培に適していたのです。なかでも私たちの畑がある赤城山は、山の裾野がとても長く、ゆるやかな傾斜の上にある畑の土地も広大。繊細な蒟蒻芋は、この場所で豊かにのびのびと育ちます。
その赤城山から車で1時間半ほどの迦葉山に工房をつくった理由は、なんといってもその湧水のおいしさ。天狗に見守られたこの迦葉山には、玉原湿原というブナの林があり、そのブナの木が、私たちが蒟蒻をつくる時に使う水を、本当においしくしてくれるのです。
赤城山と迦葉山で、つくる。
蒟蒻をつくるとき、私たちが一番大事にしているのは「ぷりぷり、ちゅるん!」や「ぷにーん」という、娯楽的なたのしい食感。それは、機械ではなく、職人たちが手しごとで仕上げることで、できあがるのです。蒟蒻は、冷やすと柔らかくなり、温めるとキュッと締まります。食べる直前まで冷蔵庫で冷やしてから食べると、その柔らかさを実感していただけます。
手しごとでしか、
出せない食感がある。
蒟蒻芋には、たっぷりの食物繊維と、保湿効果やアルツハイマー病発症予防効果が証明された ※ セラミドが多く含まれています。通常、蒟蒻芋を粉状にする過程でほとんど失われてしまいますが、私たちは独自の方法でセラミドを含んだ商品を開発しています。「湧水と蒟蒻芋がまるごと」「ちゅるりん玉」「めんめん」「ジュレドグンマ」などには、セラミド成分が多く含まれています。
※ (株)ダイセル、北海道大学の共同研究グループにより発表。
蒟蒻セラミドと、食物繊維。
厳選食材
と蒟蒻と
私たちが、新しい商品を開発し続ける理由は、蒟蒻のたのしさを、もっと知ってほしいから。蒟蒻を主役に、娯楽をたのしんでほしいから。定番の刺身や煮物のほかにも、蒟蒻には、たくさんのたのしみ方があるのです。
例えば、「果実と蒟蒻と湧水の完熟ジェリー」は、群馬県の果樹農園で商品にできず廃棄される果実を蒟蒻ジェリーにして、地元のフードロス解消へも貢献。「てんぐの玉手箱」「めんめん」は海外に進出し、おいしくてたのしい蒟蒻の娯楽的魅力は、世界にも広がっています。
群馬の、日本の、世界のいろんな食材を蒟蒻で固めたら、新しい娯楽に出会えるかもしれない。そんなふうに皆で蒟蒻の新しいたのしみ方を追求したいから、これからも、新たな試みを続けます。
蒟蒻の、新しいたのしみ方を
もとめて。